2006年03月15日

中小企業退職金共済加入年数の注意点

退職金制度としてよく利用されている中小企業退職金共済制度(中退共)の加入年数の注意点をお知らせします。

  • 加入年数1年未満 

退職金は支払われません。まさに掛け捨てです。

  • 加入年数2年未満 

加入期間1年以上2年未満の退職者には、掛金相当額を下回る退職金しか支払われません。

  • 加入年数2年以上3年6ヶ月(42ヶ月)

掛金相当額が支払われます。

  • 加入年数3年7ヶ月(43ヶ月)

3年7ヶ月以上(43ヶ月)になれば退職金支払い金額が掛金相当額を上回ります。

  • 加入年数7年9ヶ月(93ヶ月)

7年9ヶ月(93ヶ月)以上になれば退職金支払い金額が運用利回り(現在1%)を超えます。

  • 懲戒解雇による退職の場合

会社から「不支給または減額」の申し出がなければ全額支給されます。

中退共は長期加入者の退職金を手厚くする制度ですので、社員の在職年数が短い会社では不利な仕組みとなっています。このことを理解した上で加入することが大切です。

ご相談は、こちらまでお気軽にお問い合わせ下さい。

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