2006年12月09日

映画「硫黄島からの手紙」を観てきました!

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10月に公開された「父親たちの星条旗」に続き12月9日から公開の「硫黄島からの手紙」を観てきた。いずれもクリント・イーストウッドが監督を務めた話題作。硫黄島は東京都小笠原諸島の中のひとつの島で文字通り硫黄が吹き出てくる草木の少ない島。現在自衛隊の基地があり、民間人は住んでいない。その島で今から61年前の大東亜戦争末期、栗林忠道中将新藤義孝衆議院議員の祖父)率いる日本軍は、大挙押し寄せてきた米軍に対し、武器、弾薬、食料の補給もなく、雨水をすすりながら奮戦、多大な損害を与え最期に玉砕した。この戦闘で米軍が将兵に与えた勲章の多さ、ワシントン・アーリントン墓地にある「硫黄島の星条旗」のレプリカなど、米軍にとっても激しく、価値のある戦闘だったことを物語っている。だからこそ、今日映画になっているのだろう。

さて、現在の硫黄島の風景と洞窟の発掘から物語は始まる。鎮魂碑の場面には岸信介の名が刻まれていた。この映画、栗林中将(渡辺謙)だけが脚光をあびているが、実は臆病者の一兵卒西郷(二宮和也)の視点から描かれている。西郷は穴掘りで愚痴をこぼし、射撃は下手、部隊全員が自決する際は死に切れず、投降まで試みる劣等兵だが最後は運良く捕虜になり生き残る。潔い伊藤大尉(中村獅童)は部下を道連れに万歳突撃を案ずるが、西竹一中佐(伊原剛志)に咎められ単身で米軍に向かうが敵が現れず、結局捕虜になる。

「硫黄島からの手紙」ではアメリカ兵が日本人捕虜を射殺する場面、逆に日本兵がアメリカ人捕虜を手当する場面がでてくるなど、従来のアメリカ映画では考えられないぐらい日本(日本人鑑賞者)の視点に立って作られている。ハリウッド映画も日本市場を無視出来ないのだろうか。いや、クリント・イーストウッドの思想的背景があるのかも。

いずれにせよ、日本を主題としたハリウッド映画としては非常にいい内容だった。当時の日本人がどのような思いで戦ったか、現在の日本人が失いかけている日本人本来の心などがよく描写されている。小中学生にも是非観て貰いたい。ハリウッドに感謝する。

尚、この映画を見るに際し、日米双方の英霊に対し黙祷の念を捧げることを忘れてはなるまい。

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「硫黄島からの手紙」レビュー【映画レビュー トラックバックセンター】at 2006年12月10日 10:38
クリント・イーストウッド監督が撮る戦争映画はこれで完結された。僕は、彼の「父親たちの星条旗」に続く圧倒的なパワーを感じ、自分は日本人だということを感じたのだ。
「硫黄島からの手紙」試写会レビュー 私は日本人【長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ】at 2006年12月27日 12:15
この記事へのコメント
はじめまして

ミクシィから参りました。
私も昨日映画を見てまいりました。アメリカがつくった映画とは思えないくらい戦争を日本をしかも客観的に描き、やはり戦後60年過ぎそのような目で観られるようになったのだなと思いました。映画館には高校生もたくさん来ていましたが、若い人にみてもらいたい映画ですね。
Posted by ○ささき、 at 2006年12月16日 13:49