2007年10月14日

男女共同参画社会の理想と現実

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◆内閣府が調査結果を発表

内閣府では、「男女共同参画社会に関する世論調査」を行い、その結果を発表しました。

この調査は、男女共同参画社会に関する国民の意識を把握して今後の施策の参考とすることを目的としたもので、男女の地位に関する意識、女性の社会進出に関する意識、家庭生活等に関する意識、男女共同参画社会の形成に関する意識、の4点について調査されています。

 

◆「夫は外、妻は家庭」反対が半数超える

今回の調査で特筆すべきは、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考えに反対する人の割合が52.1%と、1992年の調査開始以来、初めて半数を超えたことです。もっとも、男性は賛成が51%、反対が46%と、いまだに古い考えを持っている人の割合が多いようですが、女性では賛成が40%、反対が57%となりました。「反対」と答えた人を世代別にみると、40代が59%で最高、最低は70歳以上の38%でした。

内閣府では、「男女の役割分担を固定的に考える傾向に変化がみられる」と分析しています。

 

◆しかし現実は…

それでは、実際に、妻が外で働きやすい環境は整いつつあるのでしょうか。

残念なことに、理想と現実は大きくかけ離れているようです。分野によっては男女の平等感は強まっているようですが、固定的な意識は依然として強いのが現実で、家事分担については食事の支度も後片付けも掃除も、実際の家庭では「妻の仕事」になっている率が非常に高いのです。

また、男女の仕事と家庭に対する考え方にも依然開きがあります。「仕事と家庭のどちらを優先するか」という調査項目では、「仕事を優先する」のは女性の17.3%であるのに対し、男性では40.2%。これも、「家庭を守るのは妻の仕事」という固定的な意識の現れでしょうか。

 

◆社会全体での男女の地位

もっとも、これは、家庭内の意識の問題にとどまらず、社会全体の問題ともいえます。

社会全体での男女の地位について、「男性が優遇されている」と答えた人は、「非常に」「どちらかと言えば」を合わせて73.2%、「女性が優遇されている」は4.2%にとどまりました。男性のほうが外で仕事をしやすい状況にあるのは明白なようです。

 

◆男性の家庭内への参加のために

女性が外で働きやすい環境をつくるためには、まず、男性が家庭内の仕事に積極的に参加することが必要です。そのためにはどのようなことが必要なのか、「夫婦や家族間でのコミュニケーションをよくはかること」を挙げた人の割合は60%にのぼります。

現実を理想に近づけていくために、まずは家庭に帰った後にゆっくり家族と会話をすることから始めてみてはいかがでしょうか。

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