1.建物の安全性確保のための改正建築基準法
3階建て以上の共同住宅について、床および床を支持する
梁(はり)に鉄筋を配置した段階で中間検査を義務づける。
これは6月20日から施行される改正建築基準法の一節。
耐震強度偽装事件の再発防止のため今月13日、改正
建築基準法の政令案が閣議決定された。
主な要点は次のとおり。
・高さ20m超のRC造マンションなど一定規模以上の
建築物にピアチェック(構造設計の専門家による審査)
を義務づける。
・3階建て以上の共同住宅について、床および床を支持
する梁に鉄筋を配置した段階で中間検査を義務づける。
中間検査合格証の交付を受けるまでは、コンクリート
等で鉄筋を覆う工事を行ってはならない。
・構造方法に関する技術的な適合基準およびその構造方
法の安全性を確かめるための構造計算の基準を定める。
・4階建て以上の組積造または補強コンクリートブロック
造の建築物等を、4階建て以上の鉄骨造の建築物等に
準ずる建築物と定める。
・高さが60メートルを超える煙突、鉄筋コンクリートの
柱等、広告塔又は高架水槽等、乗用エレベーターまたは
エスカレーターおよび遊戯施設は、国土交通大臣の認定
を受けた構造方法でなければならない。
建築基準法等の改正案、詳細はこちら
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070312_.html